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団体のあゆみ

since 1993

「森の学校」は1993年にハックルベリーくらぶとしてスタートし、1995年に、群馬県南牧村・旧尾沢中学校の校庭と校舎、そして周りの豊かな自然を活用して行われる全く新しいスタイルの自然学校として開校しました。
当時、日本国内では子どもたちをとりまく社会環境は日に日に悪くなっていました。そうした中で、登校拒否や家庭内の暴力事件などが急激に増えていきました。
そんな子どもたちや家庭に必要なのは、自然からの学びではないだろうかと考え、この学校を開校しました。
私たちは、人間教育は大きく四つのステージを持っていると考えます。それは、社会、地域、学校、そして家庭です。その中で、特に地域教育と家庭教育に多くの問題が起きていました。
年齢の異なる子どもたちが互いに協力し合って、川の中の数々の障害物を乗り越え克服していくのがリバートレッキングです。このプログラムは、まるで「地域の中で年齢の異なる子どもたちが互いに影響し合って育てられていくような“地域教育”の場」となっています。
一方、子ども自身の問題に対しても私たちの自然学校では大きな役割を担ってきました。内向症の子どもが3日間の滝飛び込みのプログラムでとても良い成果を生んだ事があります。彼は小学校の4年生でしたが、森の学校のインストラクターが専任で付きプログラムを実施しました。最後の日には、高さ6mの岩から滝へ飛び込むまでになりました。その後彼は中学を卒業すると、今度は自分が小学生の子ども達の面倒を見るスタッフになりました。

1993年7月1日

・森の学校の前身「ハックルベリーくらぶ」誕生
・夏を中心にキッズキャンプを開催。自然体験型の環境教育を開始。

1994年夏

カナダのパークワーデンやバンフセンターのアーティストと出会い、アプリシエーション(自然への畏敬の念を持った賞賛の意)など現在のベースとなる新しい環境教育の手法としての実験プログラムを学ぶ。

1995年春

・群馬県南牧村から木造の廃校を借り受ける。
・名称を「森の学校」とする。
・この後、毎年キッズキャンプやファミリーキャンプを開催

1997年夏

「三菱スターキャンプグラウンド」(5省後援)にて「縄文」をテーマとしたプログラムを実施。この頃から、「縄文人キャンプ&プログラム」「ツリーハウス」を中心としたキャンプを始める。

1998年春

・「東京みなと祭り」にてツリーハウス体験エリアを設置。
・ツリーハウスに関連した環境教育の施設の開発。
・公園や空き地などの環境教育施設の開発。

2001年夏

・福島県「うつくしま未来博」にて、博覧会86日間の会期中、森の学校をテーマに「森のネイチャーツアー&森の学校」のパビリオンを企画・運営に協力。1999年10月から2年間をかけて232名の自然の価値を伝えるネイチャーガイドを養成し、ものづくりなどを伝える講師とアシスタント446名を起用し博覧会場で86日間展開に協力。
・「うつくしま未来博」(福島県)のバリビオン「森のネイチャーツアー&森の学校」ジャパンエキスポ表彰において「地域振興賞(東北経済産業局長賞)」受賞。※企画・運営

2002年12月9日

・特定非営利活動法人として法人格取得(成立)

2004年

・地域の資源や地元の住民、団体の活動を基盤とした、パビリオンのないまちづくり型観光博覧会、愛媛県「えひめ町並博2004」にて、基本設計・プログラムコーディネートの実施に協力。地域の歴史、文化のシンボルである「町並」を中心とした地域の魅力を全国に発信。
「えひめ町並博2004が大賞をダブル受賞」
 第1回日本イベント大賞 (社)日本イベント産業振興協会
 第7回日本PR大賞 PRアワードグランプリ (社)日本パブリックリレーションズ協会
・宝酒造のCSR事業「田んぼの学校」の企画・運営に協力 (千葉で開校、現在は京都で開催)
親子で「自然の恵みと命のつながりを学ぶ」ことを目的に、田んぼ体験や自然観察をおこなう独自プログラムを展開。

2005年

・国際博覧会「愛・地球博」にて市民パビリオン・海上広場にて「対話ギャラリー」、「地球の授業」の企画・設計、運営に協力。
「森の学校」ブースも出店し、地球環境の大切さと環境教育の授業を、期間を通して来場者に実施。

2009年

・栃木県那珂川町から木造の廃校を借り受け、拠点を移転。

2011年

・「TaKaRa田んぼの学校」が第9回企業フィランソロピー大賞において「特別賞・”田から”の子ども育成賞」受賞
  ※立ち上げ時より企画・運営に協力

2013年

・宝酒造「田んぼの学校」が青少年の体験活動推進企業表彰において「審査委員会特別賞」受賞〔文部科学省〕
  ※立ち上げ時より企画・運営に協力

2015年~

・幼児を対象にした「ふくるる森のようちえん」を開園

2018年

・「都心の子どもの自然体験に関する実態調査」を実施。
 ※東京都中央区・千代田区・文京区・江東区・港区の子どもを対象にして実施。

2019年

・「子ども環境学会」の大会で「都心の子どもの自然体験に関する実態」を研究発表し受賞。

2020年

・リモートプログラム「おうちde森の学校」開始
新型コロナウイルス感染拡大防止のための「非常事態宣言」と同時に開始。
家の中で、お米や野菜を育て、子どもたちの心身のケアを行いながら、いのちの大切さを学ぶ事業。

2021年

・「新しい生活様式での親子の自然体験推進事業」開催。企業ボランティアチームと東京ボランティア・市民活動センターとの協働事業。
「新型コロナウイルス影響前と影響下での親子の自然体験の実態調査」や、「全国の親子を対象にリモートプログラム」を開催。

2022年

・リモートプログラム「つながる自然#ミニミニ自然かんさつプロジェクト」開催
 身近な自然に気づくことで、日常生活の中で子どもの成長を促進し、社会で子どもを育てようとする事業。

・貴重な木造の校舎を手を加えず、そのまま保存している為、テレビドラマのロケ地ともなり、ラジオや雑誌等様々なメディアでもとり上げられています。
・主催イベントとして「岩崎元朗のトレッキング教室」なども開催
・2004年から始めた宝酒造との「宝酒造田んぼの学校」をはじめ企業の社会貢献活動をバックアップ

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